近視抑制低濃度アトロピン
「リジュセア®ミニ点眼液0.025%」による
治療を受けられる方へ
1.治療目的・効果と診療制度
低濃度アトロピン「リジュセア®ミニ点眼液0.025%」(以下リジュセア)による近視進行抑制治療については、発売前の臨床試験において、点眼を行わない場合に比べて、小児の屈折値の進行や、眼軸長の伸びを抑制することが確認されました。
本治療は、近視の進行を抑える事を目的としており、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は「視力を回復させるものではありません」ので、必ずしも治療効果が、期待通りに結果として出るとは限りません。
その点を充分にご理解ください。
近視の程度に応じては、眼鏡・コンタクトレンズ等での視力矯正が別途必要になります。
また、低濃度アトロピン点眼治療は『選定療養』の制度で行います。
診察料や検査料は健康保険を利用できますが、点眼薬の費用は
自費になります。
リジュセア点眼薬処方は選定療養のため、眼鏡合わせ・コンタクトレンズ検査・学校検診は点眼薬処方日にはできません。別の日に行います。
一度治療を途中でやめた場合、リジュセア治療を短期間に再開する事は
できません。
治療をご希望の方事前にお電話にてご相談ください。
2.治療法および治療スケジュール、副作用
1)点眼薬:低濃度アトロピン点眼液
(リジュセア®ミニ点眼液0.025%、参天製薬株式会社)
● 防腐剤無添加で1回使い切り容器に入っており、1回1滴を1日1回就寝前に両眼に点眼します


2)治療スケジュール
初回
適応検査・治療開始
2回目
1ヶ月後
治療効果・安全性確認
3回目以降
治療効果と安全性確認以降は6ヶ月ごと定期検査
- 初回の適応検査後に治療を開始します。
- 副作用等がなく、治療継続に問題なければ、定期的に効果をモニタリングします。
- 定期受診間に近視進行抑制治療以外の理由・病気の診療を行うこともあります。
但し、コンタクトレンズやメガネの処方箋はお出しできません。 - 開始年齢にもよりますが、2年間以上の治療継続をお勧めします。
3)主な副作用・危険性
主な副作用として羞明(まぶしさ)・霧視(かすんで見える)があります。
他に、視力障害、頭痛 、眼瞼湿疹が起こることが報告されています。
また、治療を途中で中止すると、近視が急激に進行する可能性があります。
これらの症状、その他にも何らかの異常が現れた場合には、直ちに医師にご相談ください。
